こんにちは。ShotaMantaです。
本記事では、カメラの撮影モードについてご紹介していきます。
早速ですが、本記事を見つけた皆さんは以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。
- カメラを購入したけど、オートモードで撮影している・・・
- カメラの上に”A”とか”S”とか書いてあるけどどういう意味?
- 初心者におすすめの撮影モードは?
いかがしょうか。
カメラを購入したにも関わらず、設定がめんどくさいという理由でオートモードで撮影している初心者の方は多いのではないでしょうか?
本記事はそんな方に向けて、カメラの撮影モードについてご紹介していきます。
私が愛用する撮影モードも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
撮影モードの概要
撮影モードとは
撮影モードとは、カメラで写真を撮影する際の設定の組み合わせを簡単に選択できるようにしたものです。このモードによって、写真の質を左右する「絞り(F値)」「シャッタースピード」等の設定を、どこまでユーザーが調整するのか決定することができます。

初心者からプロまで、目的に応じて使い分けることで快適な撮影が行えるとともに、写真の撮影を向上させることができます。
写真の質を決める要素に関しては、以下のリンクで詳しく説明していますので併せてご覧ください。
撮影モードの種類
一般的なデジタルカメラやミラーレスカメラには、主に以下の4つの撮影モードがあります。
- P(プログラムオート):カメラが自動的に絞りとシャッタースピードを設定
- A(絞り優先):ユーザーが絞りを設定し、カメラがシャッタースピードを自動調整
- S(シャッター優先):ユーザーがシャッタースピードを設定し、カメラが絞りを自動調整
- M(マニュアル):ユーザーが絞りとシャッタースピードの両方を手動で設定
それぞれの特徴については、次章で詳しく述べていきます。
各撮影モードの特徴
Pモード
Pモード(プログラムオート)は、カメラが撮影状況に応じて最適なシャッタースピードと絞りの組み合わせを自動的に設定するモードです。露出補正などで明るさを調整することはできますが、基本的な露出はカメラにすべてお任せするモードです。
カメラ初心者の方にとっては、このモードを選択すれば当日したその日から写真撮影が可能です。面倒な設定等は必要なく、気軽に撮影がスタートできるでしょう。
メリット
・初心者でも失敗が少ない
・素早く撮影できる
・設定に気を取られない
デメリット
・背景のボケが調整できない
・ブレがよく発生する
・思い通りに撮影できない
このモードが向いている人は?
- カメラ初心者の方
- スナップ写真を素早く撮りたい方
- 技術的な設定よりも、撮影そのものに集中したい方
Pモードは、初心者の頃は便利ですが、カメラに慣れていけばいくほど、思い通りに撮影ができない場面も出てくるはず。
そのため、カメラに慣れてきたタイミングで他のモードに移行していくことを私はおすすめしています。
Aモード
Aモード(絞り優先オート)は、絞り値(F値)をユーザーが手動で設定し、シャッタースピードはカメラが自動で調整するモードです。
特に、写真の明るさやカメラ特有のボケ感をコントロールしたい場合に使用します。
メリット
・写真の明るさを調整しやすい
・ボケ感をコントロールできる
・創造的な表現が可能
デメリット
・シャッタースピードが足りず、ブレが発生することがある
・絞りを理解する必要がある

このモードが向いている人は?
- ポートレート撮影など、背景のボケを生かした写真を撮影したい方
- 絞り(F値)で気軽に明るさを調整したい方
- 写真表現にどんどんチャレンジしていきたい方
Aモードは、カメラの良さを存分に活かすことのできる便利なモードとなっています。特にボケ感を気軽に表現したいという方にとっては魅力的なモードでしょう。
絞り(F値)を理解する必要はありますが、汎用性がとても高く、おすすめのモードとなっています。
Sモード
Sモード(シャッター優先オート)は、シャッタースピードをユーザーが手動で設定し、絞り値はカメラが自動で調整するモードです。
特に、スポーツや子供、ペットなど動きのある被写体の撮影や、意図的にブレを表現したい場合に使用します。
メリット
・動きの表現をコントロールできる
・動きのある被写体を正確に描写
・創造的な表現が可能
デメリット
・ボケの表現が難しい
・明るさが足りない場合がある
・使う場面が限られる

このモードが向いている人は?
- 子供やペットなど動きのある撮影を行う方
- スポーツ写真や野生動物の撮影を行う方
- 流れる水や光の軌跡など、創造的な表現をしたい方
Sモードは、動きの表現に特化したモードとなっています。鉄道や飛行機など乗り物を撮影する場合にも重宝されています。
Mモード
Mモード(マニュアル)は、シャッタースピードと絞り値の両方をユーザーが手動で設定するモードです。完全に露出をコントロールしたい場合や、特定の撮影状況で一貫した設定を維持したい場合に使用します。
Mモードは初心者の方にとってはかなり難しいモードとなっており、最初は苦戦するかもしれません。しかし、このモードをマスターすることで、夜景や星の撮影も可能になります。
メリット
・完全な露出コントロールが可能
・暗い場所での撮影でも問題なし
・一貫して同じ設定で撮影可能
デメリット
・初心者には難しい
・基本知識が必須
・設定ミスによるリスクがある

このモードが向いている人は?
- カメラの撮影に慣れた上級者の方
- 夜景や星空など、特殊な撮影を行いたい方
Mモードは初心者の方にとっては、かなりハードルが高い設定のように思えるかもしれません。一方で、このモードさえマスターすれば、表現できない写真はありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、撮影モードの基本をご紹介してきました。
私が初心者の方におすすめするモードは、ずばり「Aモード(絞り優先オート)」です。
Aモードは、初心者の方に扱いやすい撮影モードとなっており、絞り(F値)さえ理解できれば、いつでも使えるモードとなっています。ボケ感なども調整しやすく、写真表現が広がる点も初心者の方にとっては大きなメリットではないでしょうか。
上記はあくまでも個人的な意見ですが、この記事をご覧になった方はぜひ参考にしてみてください。
本記事は以上となります。ご覧いただき、誠にありがとうございました。
ShotaManta
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