こんにちは。ShotaMantaです。
本記事では、カメラのシャッタースピードについて解説していきます。
早速ですが、本記事を見つけたみなさんは、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。
- シャッタスピードという名前は知っているけど、詳しくは理解していない。
- シャッタースピードが写真にどのような影響を与えるか分からない。
- シーン別の設定方法を知りたい。
前回記事にした「絞り(F値)」は、初心者の方には聞き馴染みがなく、理解が難しい要素だったはずです。
一方で、「シャッタースピード」に関しては、ほとんどの人が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回ご紹介するシャッタースピードは、写真の質を大きく左右する重要な要素の1つです。
カメラの重要な3要素に関しては、以下のリンクよりご覧ください。
この記事では、シャッタスピードの基本からシーン別の設定方法まで紹介していきます。
ぜひ最後までご覧になってください。
絞り(F値)に関しては、以下のリンクよりご覧ください。
シャッタースピードの概要
シャッタースピードとは
シャッタスピードは、その名の通り「シャッターを切るスピード」のことを表しています。
カメラといえば「カシャッ」という音が特徴的ですが、まさにその瞬間にシャッターが切られています。
では、なぜシャッターを切る必要があるのでしょうか。

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 58mm, 1/30秒, f/2.8, ISO3200
正解は、シャッターを切ることで、カメラのセンサーに光を当てる時間を調整する必要があるからです。
シャッタースピードが写真に与える影響
「明るさ」への影響
シャッタースピードは、カメラの重要な3要素と冒頭でお伝えしました。シャッタースピードは写真の明るさに大きく影響しています。
カメラは、シャッター時間が長ければ多くの光を取り込み、短ければ少量の光しか取り込みません。
一般的に「1/〇〇秒」という形で表現され、以下のようなパターンがあります:
例 :1/250秒、1/125秒、1/60秒、1/30秒、1/15秒、1秒、30秒

※他の2要素(絞り値、ISO感度)と組み合わせて適切な明るさを調整する必要があります。
被写体の動きの表現
シャッタースピードは、動きの表現にも大きな影響を与えています。初心者の方は、こちらのイメージが強いのではないでしょうか。

速いシャッタースピードの効果
- スポーツの決定的瞬間を捉える
- 走り回る子供やペットの一瞬を捉える
- 水しぶきの粒を表現

SONY ILCE-7M4, FE 24-70 F2.8 GM II, 39mm, 1/250秒, f/2.8, ISO100
遅いシャッタースピードの効果
- 夜景の撮影
- 水の流れをなめらかに表現
- 光の軌跡を捉える

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 24mm, 5秒, f/2.8, ISO1600
いかがだったでしょうか。シャッタースピードの効果をまとめると以下の図の通りです。

初心者の方はまず「明るさ」を強く意識してきましょう。
シャッタースピード別撮影シーン
高速(1/3000~1/500秒)
- 乗り物撮影
- 子供やペットの動き

SONY ILCE-7M4, FE 24-70 F2.8 GM II, 49mm, 1/500秒, f/2.8, ISO100
中速(1/500~1/125秒)
- 風景写真
- スナップ写真
- ポートレート

SONY ILCE-7M4, FE 24-70 F2.8 GM II, 39mm, 1/125秒, f/5.0, ISO100
低速(1/60~1秒)
- 夕暮れ時の風景
- 夜の撮影
- 室内撮影

SONY ILCE-7M4, FE 24-70 F2.8 GM II, 70mm, 1/30秒, f/2.8, ISO3200
超低速(1秒以上)
- 夜景撮影
- 星空の撮影
- 花火の撮影

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 67mm, 2秒, f/8.0, ISO100
まとめ:効果的なシャッタースピード活用のポイント
いかがでしたでしょうか。
本記事で紹介したシャッタースピードはあくまで参考値となります。
実際の撮影では、シャッタースピードだけでなく、絞り(F値)・ISO感度を調整することで、初めて適切な写真が撮影可能です。
何度も言いますが、カメラの3要素の理解は絶対に欠かせません。
カメラの3要素については以下リンクで説明しています。
次回は、3要素の1つである「ISO感度」についてお話します。
今回は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました。
ShotaManta
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