【カメラの基本】ISO感度の基本からシーン別の設定方法まで徹底解説!

基礎知識

こんにちは。ShotaMantaです。

本記事では、ISO感度についてお話していきます。

早速ですが、本記事を見つけたみなさんは以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。

  • そもそもの役割がよく分からない。
  • ISO感度が写真に与える影響を知りたい。
  • シーン別の大まかな数値が知りたい。

いかがでしょうか。

ISO感度という概念は、「絞り(F値)」と同じように、カメラを購入するまでほとんど耳にすることがありません。

そのため、カメラのオートモードで写真を撮影し、ISO感度をあまり気にしない人も多いはずです。

しかし、写真撮影の上達にはISO感度の深い理解は欠かせません。

なぜなら、写真の明るさや表現だけでなく写真の質感に大きく影響しているからです。

本記事がみなさんのお役に立れてば幸いです。

以下記事では、カメラの重要な3要素について解説しています。

ISO感度の概要

ISO感度とは

ISO感度とは、カメラのセンサーが光を感知する感度を表す重要な要素です。

数値が高くなるほど、暗い場所でも明るく撮影できるようになります。

カメラのセンサーに入ってきた光は、電気信号に変換されます。ISO感度を上げると、この電気信号が増幅され、より明るい画像を得ることができます。

しかし、ノイズ(ざらざら)も同時に増幅されてしまうため、画質が劣化する可能性があります。

分かりやすく例えるとしたら、音楽鑑賞があります。

音楽を聴くとき、音が小さすぎる場合は音量を上げますが、音量を上げすぎると音質が悪化してノイズが目立ちますよね。

ISO感度はその原理と全く一緒です。

暗い写真を撮影するとき、ISO感度によって明るくしますが、明るくしすぎると逆にノイズが目立ちます

ノイズ比較

ここで、ISO感度が写真の質感にどれだけ影響を与えるか、比較していきましょう。

以下の写真は戸田橋花火大会で撮影したもので、ISO感度のみ変更して撮影した写真になります。

ISO感度40000で撮影した場合

写真全体がざらざらで、カメラで撮影した写真にはとても思えません。

ISO感度200で撮影した場合

暗い場所でも、はっきりとした綺麗な写真になっています。

拡大してみると質感の差がよりはっきり分かります。

ISO40000の場合
ISO200の場合

いかがだったでしょうか。

ISO感度の設定1つで、高価なカメラが台無しになることがあり得ます。

だからこそ、カメラの3要素の深い理解が必要不可欠なのです。

他の2要素については、下記のリンクで説明しています。

初心者の方は、他の要素に関してもしっかりと理解を深めていきましょう。

【ISO感度別】撮影シーン紹介

基本感度域(ISO100〜800)

明るい場所での撮影、暗い場所での三脚撮影を行う場合は、このレンジでISO感度を調整しましょう。

  • 最高画質で色味もかなり優れている
  • ノイズがほぼ皆無

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 70mm, 1/640秒, f/2.8, ISO100

中感度域(ISO800〜6400)

暗い場所での手持ち撮影では、このレンジでISO感度を調整しましょう。

  • 十分な実用画質
  • 若干のノイズが発生

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 54mm, 1/50秒, f/6.3, ISO3200

高感度域(ISO6400〜)

暗い場所での緊急時の場合のみ、このレンジのISO感度を調整しましょう。

  • 画質の劣化が顕著
  • ノイズが目立つ

SONY ILCE-7M3, FE 24-70 F2.8 GM II, 27mm, 1秒, f/2.8, ISO6400

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回ご紹介したISO感度は、「絞り(F値)」、「シャッタースピード」とは異なる点が1点あります。

答えは、ISO感度を毎回気にする必要がない点です。

カメラには、ISO感度をオートにする設定があり、上限と下限を設定することができます。

みなさんが持っているカメラにも同様の機能があると思いますので、設定方法に関しては各自で調べていただければと思います。

本記事は以上となります。

ご覧いただき、誠にありがとうございました。

ShotaManta

私が、このブログを始めた理由については以下リンクよりご覧ください。

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