こんにちは。ShotaMantaです。
本記事では、カメラレンズの焦点距離についてご紹介します。
早速ですが、本記事を見つけた皆さんは以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。
- 焦点距離ってなに?
- 焦点距離ごとの特徴、撮影シーンが知りたい。
- 初心者が最初に買うべき単焦点レンズの焦点距離は?
本記事では、焦点距離の基本だけでなく、初心者の方が最初に買うべき単焦点レンズの焦点距離もご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
焦点距離の概要
焦点距離とは
カメラの焦点距離とは、簡単にいうと「レンズがどれだけ遠くまで見えるか」を表す数値です。
焦点距離が長くなるほど、被写体が大きく写り、画角が狭くなります。一方で、焦点距離が短くなるほど、被写体が小さく写り、画角が広くなります。

スマートフォンで写真を撮る時を想像してみよう。
遠くのものを撮るときに拡大するときは、焦点距離が長くなっているよ。
焦点距離は、「mm(ミリメートル)」という単位で表されます。
焦点距離の種類
焦点距離の種類と簡単な説明は以下のとおりです。
24mm以下(広角レンズ):広い範囲を一度に撮影でき、風景写真や動画撮影で活躍
35mm(準広角レンズ):スナップ写真や日常写真に適しており、自然な遠近感で撮影可能
50mm(標準レンズ):人間の目に最も近い画角と言われており、スナップからポートレートまで幅広く活躍
85mm(中望遠レンズ):ポートレート撮影の定番
135mm以上(望遠レンズ):遠くの被写体を撮影する際に使用され、スポーツや野鳥を撮影する際に使用
上記で挙げている焦点距離はごく一部ですが、単焦点レンズの距離としてよく使われている距離です。次章では、焦点距離別の特徴とおすすめ撮影シーンをご紹介します。
焦点距離別おすすめ撮影シーン
本章では、各焦点距離別のおすすめ撮影シーンをご紹介します。
私が所有している24mm〜70mmのレンズの作例も載せていますので、ぜひご覧ください。
24mm以下(広角レンズ)
24mm以下のレンズは、広い範囲を一度に撮影することが可能です。特に、手持ちでも画角に顔が収まることから、動画でかなり重宝されています。
そんな24mm以下のレンズは、以下のような撮影シーンで使われています。
- 風景写真
- 建築写真
- 場所が限られた室内での撮影(集合写真)
- Vlogのための自撮り撮影
以下が作例です。

35mm(準広角レンズ)
35mmのレンズは、自然な遠近感で撮影が可能です。携帯のカメラも35mm前後と言われており、皆さんに最も馴染みのある画角です。
そんな35mmは、以下のような撮影シーンで使われています。
- スナップ写真
- 日常写真
- 背景を広くしたポートレート写真(家族写真、集合写真)
以下が作例です。

50mm(標準レンズ)
50mmのレンズは、人間の目に最も近い画角と言われています。そのため、初心者の方でも扱いやすい焦点距離だと言われています。
また、昔のフィルムカメラでは50mmが主流だったこともあり、傑作と呼ばれる作品の多くが50mmで撮影されています。
そんな50mmは、以下のような撮影シーンで使われています。
- ポートレート写真(ペット、結婚式、成人式、屋外)
- スナップ写真
- 作品撮り
以下が作例です。

85mm(中望遠レンズ)
85mmのレンズは、ポートレート撮影(人物撮影)に最も適した画角と言われています。他の焦点距離に比べ、背景のボケが美しく出るため、より印象的な写真が撮影可能です。
そんな85mmは、以下のような撮影シーンで使われています。
- ポートレート写真(屋外)
- 商品写真
- イベント撮影
135mm以上(望遠レンズ)
135mm以上のレンズは、遠くの被写体を大きく撮影することができます。
そんな135mmは、以下のような撮影シーンで使われています。
- ポートレート撮影(屋外)
- スポーツ撮影
- 野鳥撮影
- 天体撮影
結論:初心者の方におすすめの焦点距離
ここまで、焦点距離の基本とそれぞれのおすすめ撮影シーンをご紹介してきました。
私が、初心者の方におすすめする単焦点レンズの焦点距離は、ずばり「50mm」です。
主な理由は以下3点です。

- 画角がやや狭く、撮影者の構図の上達につながるため
- 背景に余計な被写体が入らず、印象的な写真が撮影可能なため
- 1本持っておけばほとんどのシーンに対応可能なため
50mmのレンズは、35mmと比較すると少し画角が狭いように感じる方も多いはず。しかしその分、余計な被写体が映ることなく、自分で考えた構図がしっかりと写真に映し出されます。
「構図を自分で考える」、その経験を積むことが写真の上達のためには必要不可欠です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、カメラの焦点距離についてお話してきましたが、皆さんの好みの焦点距離を見つけられたでしょうか。
本記事を参考に、納得のいく単焦点レンズを選んでくださいね。
本記事は以上となります。
ご覧いただき、誠にありがとうございました。
ShotaManta
コメント